テーブルマナー
本日は「テーブルマナー」について
飲食業に関わっているせいか、よくテーブルマナーについてご質問をいただきます。
特に、最近のレストランは店内がコンパクトになるの合わせ、カトラリー(フォーク・ナイフ・スプーンなど)が簡略化されていることが多いためピンとこないのでは?と思っています。
また、いつの間にかたくさんの「流派」が発生し個々にSNSなどで発信しているため、困惑されるのでは?と思っています。
多い質問
お店側
・種類、数、設置位置
お客様側
・使い方、使用後の作法
当社はどこかの「流派」には属しておりませんが、「昔からあるスタンダード」なマナーに基づいてお答えいたしております。
※ フォーマルなパーティーの場合(特に海外の来賓がいらっしゃる場合)、知っていないとお皿の上げ下げができませんので共通認識として昔からのスタンダードに合わせています。
詳細を記載するととんでもない量になるので割愛いたしますが。よくある質問について記載いたします。(洋食レストランの場合)
お店側
① 種類
お料理の内容にもよりますが、フルコースを出す場合はお料理事にご用意(それぞれ大きさや形が違います)良いと思います。
お店によっては共通にお使いいただくようご用意したり、前菜からメインまで同じものを使用するようにしますが、味や臭いが混じってしまうのでおススメしません。
また、お料理に対して大きさが合っていないと食べずらいのでやめた方が良いと思います。
テーブルが狭い場合、手間かもしれませんが、一品ごとに交換するようにするのが良いとお話しさせていただいています。
お料理の種類によりますが、野菜、お肉、魚、スープ、デザート用はそろえていただいた方が「ちゃんとしている」感が出せます。
必須だとご負担、管理不足につながる、といったことがあるので、わかったうえで共通の物をご用意すると良いです。
※ よくある間違い フィッシュスプーンをスープやデザートと兼用に使っているまたは使わない
② 数
店舗定員の3倍は有った方が良いとおススメしております。
お皿を下げる度に洗うので2倍で良いという方が多いのですが、全て使うのではなく、予備としても数セット保有していただいた方が良いと思います。
ただ保管するだけではなく、特別なタイミングでご利用されるお客様にご利用いただくようにお出し、ご使用いただくと良いです。
③ 設置場所
テーブルの真ん中が飾り皿、左側にフォーク類、右側にナイフ・スプーン類、上側にデーザト用のフォーク・ナイフ類を設置するのが基本です。
数を少なくし、カトラリーレスト(お箸でいうところの箸置き)には、ナイフを右側(歯を左側に向ける)、真ん中にフォーク(背を下側にする)、左側にスプーン(背を下側にする)の位置でおきます。(お箸が必要な場合は一番左側)
テーブルの右側手前に設置しますが、設置する際、テーブルの右端〇〇、下端〇〇と決めておいた方が美しいテーブルセットになります。
(トップクラスのホテルでは定規やオリジナルの枠を使ってそろえています)
お客様側
④ 使い方
よく耳にされると思いますが、たくさん置いてある場合は外側から使います。
フォークの使い方で最多く気にされるのが、ライスを背に乗せるのか腹に乗せるのか、だと思うのですが、グローバルは正式マナーではないのですが、実はどちらも間違ってはいません。(もともとライスを食べない国もありますので)
所説ありますが、背に乗せて食べるのは日本で普及した食べ方で、日本に来た人もしくは海外へ出向いた人の姿をみて広まったのでは?と言われています。
背に乗せるのがイギリス式、腹に乗せるのがフランス式の正式マナーとされています。
※ フォークを右手に持ち替えて食べるのはマナー違反なのでやめましょう
⑤ 使用後の作法
ご存知の方が多いと思いますが、食べ終わったらお皿の右側に寄せておきます。(右がナイフで歯は内側、フォークは背を下側)
よく斜めにして置くと思いますが、何となくやっている方が多いようです。
基本的に、時計で言うと4時方向(柄の部分が4時、歯の部分を10時)に置きます。
ここでもイギリス式、フランス式とあり、イギリスは6時方向、フランスは3時方向に揃えておきます。
揃えて置いたのが食べ終わったサインなので、お食事中席を立つ場合はそろえて置かず、お皿の上にハ(左フォーク、右ナイフ)でカトラリーの頭をお皿に置きましょう。
カトラリーレストがある場合
食べ終わったらカトラリーレストに置くと終わったサインになるので揃えて置きますが、交換して欲しい場合、上記のように揃えてお皿に置いておきます。
ほとんどの方がご存知だと思っているのですが、なぜかこの質問を多く、特にフォークの使い方や、食事後のカトラリーの位置を気にされご質問をいただきます。
「マナーなんで気にしてたら肩が凝って不味くなる」とおっしゃる方もたくさんいらっしゃいますが、どの国、どの料理にもマナーがあるということは、「意味が有って」存在していると思いますでの、意識だけでもしていただければと思います。
気にしないでガツガツ食べるのも美味しいですが、マナーに沿ってスマートに味わっていただくのも美味しいですよ。
税務署
少し体調を崩してしまい、更新の間が開いてしまいました。
本日は「税務署」のお話し。
先日「決算」についてアップしたさいにもお伝えいたしましたが、当社は自身で決算申告を行っています、
大変お恥ずかしいお話しですが
「入力ミスがだと思うのですが、数字的におかしいけどどうしましょうか?」
と国税局の分署様(eTaxを管轄されているところ)からご連絡いただきました。
「国税局」というワードの響きに意味無くドキドキしていたのですが、めちゃくちゃ丁寧にご対応くださりました。
ご指摘後、「所轄の税務署」で修正のお手続きを、ということになり、ご教授いただいた「無料相談」のご予約を取得。
更なるドキドキを持ちながら「所轄の税務署様」へ書類を持っておうかがいしたところ・・・
イメージと全然違い、めちゃくちゃ懇切丁寧なご対応とご説明をいただきました。
しかも来年に向けてのプチご指導もいただきとても助けていただきました。
昔の若干強めにお話しいただくようなイメージはどこへやら、めちゃくちゃ好感を持ってしまいました。
今回は出来上がった集計を基に修正を行ったのですが、集計前でもご相談は受けていただけるそうです。
節税の解釈は税理士次第のところもあるそうなので、たくさん利益が上がっている場合は税理士に相談し、心配なら税務署で確認が良いようです。
しかも、無料で受けていただけるところがとてもありがたいです。
申告前にご相談し、再度諸々確認するのも良いと思います。
※ 相談は予約が必要です。所轄の税務署でお取りください。
自社サイト制作
本日は「ホームページ。自社サイトの制作依頼のお話し」
最近、自社サイト(ホームページ)制作のご相談が少し増えて参りました。
※ 自社サイトとホームページの違いはこちらをご参照ください → 過去ブログ「ホームページ制作!」
当社では、なるべくご負担(作業、費用)が少ないように考慮しており、特に制作後のメンテナンス、更新、修正の作業を注視しています。
よく他社様でもお聞きするのが、「完成後修正〇回までは無料、以降1回に付き〇万円」。
「完成後の修正って、それは完成していないのでは?」と思ってしまいます。
言葉のアヤかもしれませんが、作業完了の確認、ある程度の日数(動かしての不具合チェック)経過、を得て完成だと考えているため、完成後の修正は無いと思います。
完成後の改造するのに作業費用が発生する、が正しいような気がいたします。
特に強く思ってしまう、当社では、完成後、写真や文言の入れ替えなどはご自身で行えるサイト作りをしているからだと思います。
作業をご自身で行った方が費用負担も無く、また気持ちも乗ってくる(デジタルにアナログなことは反映されないのですが・・・)のでお勧めしております。
プロが行わなくて大丈夫?と言われることもありますが、大丈夫なように指導させていただきますのでご安心を。
費用が掛かってしまっても~とお考えの方もいらっしゃるので、その場合は喜んでお受けいたしております。
商売っ気の無い変なお考えですが、経費削減的な面と大切な財産をご自身でメンテナンスする想いを注視していただけると嬉しく思います。
税理士?会計士?
本日は「税理士・会計士」について。
たまにいただく「どちらが良いか?」というご質問のなかで、「税理士」と「会計士」があります。
まずは違いからご説明。
どちらも「会計の専門家」なのですが、役割が違います。
「税理士」
呼んで字のごとく税務の専門家で、企業や個人が税法に基づき適切な納税ができるように税務署類の作成、税務代理、税務相談などを行っています。
得意分野:税務
主な業務:税務署類の作成、税務代理、税務相談
対象者:個人事業主、中小企業、個人
主な実務:確定申告の手続きの代行、税務上の節税対策の立案、提案
「会計士」
監査の専門家で、企業の財務諸表が適正に制作されているか監査し、その結果を証明する業務を行っています
得意分野:監査
主な業務:企業の財務諸表の監査、財務諸表の証明、財務コンサルタント
対象者:上場企業、大企業など
主な実務:財務諸表をチェックします
※公認会計士は税務士登録をすることで税理士業務も行うことができます
「会計」があまり聞きなれないかと思います。
会社が行う「会計」とは、日々の帳簿付けし、それを基に財務諸表を作ることを指します。
(財務諸表とは、1年間の利益、財産の有無などをの営業成績をまとめた報告書です)
これらのことからお分かりになるかと思いますが、事業を行うのにより実務に寄り添っているのが税理士になります。
兼務されている公認会計士もいるので、税理士業務も行っている会計士も、が正しいかもしれません。
細かいところをご説明すると、会計業務は幅広くあります。
その中に「独占業務」というものがあり、こちらは有資格者だけが独占して行うことが出来ます。
税理士:税務署類の作成、税務代理、税務相談
公認会計士:財務諸表監督
独占業務以外の仕事は誰でも行うことができます。
例えば、会計アドバイザー(コンサルタント)、記帳代行・指導、決算業務、連結開示
M&A、企業再生、組織再編、株式公開(IPO)などなど、があります。
しかも、これら関連業務は有資格者でなくても業として行うことができます。
(当社はこちらに当てはまります)
「プロに任せた方が安心」と言われることが多いし同意見ですが、独占業務以外の部分でのプロも多くいます。
それぞれの事業に必要な事項の得意分野を見定めていただき、プロへご依頼いただければと思います。
決算
本日は「決算」(申告)について
以前の会計ソフトの続きのようになってしますので、経理、会計にご興味の無い方ははスルーでお願いします。
ほとんどの事業主様は、普段の経理はご自身または事務スタッフが行い、月次締め・決算は税理士、もしくは会計士にご依頼されていると思います。
当社は、決算、申請は自身で行っており、毎回苦労をしております。
まぁ~結論から申しますと決算は専門家に依頼するのが良いのですが、量的に自信で行えますし、経費などの詳細を再確認する機会なのでと思っております。
さて、何が苦労するかと申しますと、「仕分け」と「申請方法」です。
「仕分け」
勘定科目の選定、借方、貸方、と言葉にすれば簡単なのですが、実際に帳簿付けすると詳細に仕分けなくてはなりません。
また、税務上、会計上、決まりが無いものもあったりするので、勘定科目を減らしたい方、詳細に分けて管理したいという方によってさまざまに違っています。
(個人的には統一すればよいのにと思っています)
例えば、移動で使用する車の「燃料」ですが、実際には用途によって分けた方が良いと耳にします。
当社も個人事業の時はひとくくりに「旅費交通費」で計上しておりました。
法人化後、スタッフが増えたさい、交通費として支給することや油種が変わることを想定し、詳細に記載したほうが良いのでは?と思い、現在は行っております。
まず、営業などで使用した場合は「車両燃料費」、軽油の場合は「租税公課(軽油税)」、スタッフの通勤に使用した場合は「旅費交通費」として計上しています。
(支払い方法はクレジットカード(ガソリンスタンドのみ使用可能)で行い、各スタッフに1枚ずつ思ってもらい、集計を事務で管理しています)
日報と照らし合わせると、業務中に使用した実燃料費がわかるようになり、無駄の有無が分かるようになります。
オイル交換などは「修繕費」で計上し、維持管理の部分との区分けをしています。
どちらが正しいということではなく、どちらが分かりやすいか、というところなので、知りたい部分の区分けをされた方が良いと思います。
「申告方法」
当社は、e-Tax(オンラインで申告をするシステム)を活用しております。
使い始めるさい、「便利」「簡単」と聞いていたので使ってみたのですが・・・大変でした。
まず、電子証明書というものを取得しなくてはできないのですが、取得するための下準備が必要になります。
法務省のホームページにある取得専用ソフトをダウンロード(無料)し、インストール後、詳細を入力し、取得手続き用のデータ(ファイル)を作成。
そのデータをUSBまたはCD-R(そのデータ以外は入れてはいけません)に入れて、発行可能な法務局などへ出向き、発行に必要な事柄が記載されてものを入手(有料)。
入手した物を先にダウンロードした取得専用ソフトに入力し、ようやく発行されます(データでパソコンに保存)
使っている会計ソフトによっても違うのですが、当社使用の弥生会計ですと、ちょっと大変です。
e-Taxのホームぺージからログインすると、申告するところが現れるので、そこから入り会計ソフトで作ったデータをアップして終わり、かと思いきやここからが大変です。
結論から申しますと、弥生会計はここからでは申告ができません。
e-Tax APというものをダウンロードしなくてはいけません。
そのソフトをインストール後起動し、事業所の詳細を入力するのですが、e-Taxのホームページにログイン後にあるマイページにも入力します。
起動したソフトに弥生会計のデータを取り込むのですが、アップできるのは、財務帳票の「貸借対照表」「損益計算書」「販売費及び一般管理費「株主資本等変動計算書」だけです。
ここで、「ピンっ」ときた方も多いと思いますが、そう、抜けているものが多々あります。
例えば、法人概況説明書、別表一以降の書類、勘定科目内訳明細書などは入っていません。
特に法人概況説明書が無いと事業所の詳細を入力してあっても申告書に反映されません。(入力後データ送信をしようとするとエラーが出ます)
また、別表一以降の書類が無いと「決算書」はアップできても詳細が不明なため申請受付対象外になります。
ではどうするのか?
フォーマットは用意されているので、ソフト上で手入力するしかありません。
特にややこしいのが、欠損金で、慣れていないと違う数字を入れてしまう場合があります。
よく言う「決算」は決算書の事を示すことが多いのですが、それとは別に申告書が必要であり、それらは会計ソフトとは別に用意しなくてはなりません。
(決算時、税理士・会計士が行うのは仕分け、締め処理だけではなく、このような作業もあるため月額以外に別途費用が発生します)
申告用ソフトも多くありますが、できる事とできない事があります。(全部簡単にできるようになったら税理士さんのお仕事が半減すると思われます)
必要なことや物(書類に種類)を見極めてソフト選びをしていただけると、以前お話ししたことがここでも同じことをお話し。
また、会計ソフト+申告ソフトが合ってもできない事が合ったりする(弥生シリーズは法人概況報告書の自動アップデートは有りません)のでお気を付けてください。
※ 当社は毎回、弥生会計のデータを出力し、数字を拾いながら申告しております。