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2025-05-14 13:50:00

キッチンカー

イベントの季節(?)やってきました!

 

ここ数年、たくさん「キッチンカー」のご相談をいただきます。

実は、キッチンカーと言ってもいろいろお料理に合わせてキッチン機器が違いますし、車両の大きさも異なります。

中古車も多く出ており、おやりになりたい内容によって選ぶこともできます。

 

物さえあれば簡単に始めれそうな業態なのですが、いくつか開業するためのポイントがあるのでお気を付けください。

① 用途に合わせた設備

なにを行うかによって必要な設備がことなりますが、素人考えに「要らない」選択をしてしまうと参加できなくなったりします。

よくあるのが、

・水「調理、洗い物、手洗いに使う)タンク・排水タンクの有無・容量の規定

・電力の供給方法(自社・発電機・電源からの供給)

・加熱機器(ガス・電気)

を聞かれ、後から用意しなくてはならなくなったりします。

提供料理の選択、調理内容をよく考慮し、社内設備を整えた方が良いです。

 

② 届出

「業」の許可を受け、届け出を行わなくてはいけません。

何を販売するかによっても違いますのでお気を付けください。

まず、食品移動自動車(販売物によって内容が異なります)

内容例)調理して販売 → 飲食店営業

    カフェ(お菓子やドリンク) → 菓子製造業・喫茶店営業

    お弁当を販売 → 弁当販売業

    ソフトクリーム → 乳類販売業

その他必要な資格や許可

・食品衛生責任者 ・道路使用許可(必要ない場合もあります)

・場所の所有者の承諾やイベント主催者の規約に合わせた許可 など

これらが無いと無許可営業になりますので罰せられます。

飲食店をご経営されている方が良く勘違いされるのが、「飲食店での許可」。

仕込んだ物をキッチンカーで調理・販売する場合、必要な許可がある場合があります。

例)お惣菜製造業

見落としがちなのでお気を付けください。

 

③ 費用

イベントに参加する場合や、店舗の駐車場、などへ出店する場合、参加費や出店料がかかります。

大きなイベントや来店数が多いお店では高額だったりします。

沢山売れる可能性があるけどその分初期費用が掛かるとご記憶ください。

 

④ 調理機器以外の車内設備

販売する時の状態に合わせて準備しなくてはならないもの、それは・・・「エアコン」!

あまり知られていませんが、実は、キッチンに入る扉を開けっぱなしで調理・販売してはいけません。

そのため、調理(特に火を使う)する時に出る熱で中はとんでもなく暑くなります。

特に昨今の猛暑では空調設備が必須なので、必ず設置するようにしてください。

 

これら一連の流れを行っているプロの方々(業者)がいますので、何をやりたいか決まったらご相談された方が良いと思います。

当社もかかわっている「開店支援プロジェクト」もありますので、悩まれる前にぜひご相談ください!

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「CHEF MURAI 洋食の学校」

https://www.school-of-youshocu.com/

 

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