生成AI
本日は「生成AIとコンサルタント」について
最近よく「生成AIが発達したらコンサルタントはいらないって本当?」と聞かれます。
結論から申し上げますと、共存に近い感じになるのでは?と思っています。
たまに勘違いされているところをご説明いたしますと、生成AIは大量のデータから学習し、新しいことを生成する技術です。
画像、音声、テキストなどデータ化できるものは取り込みそこからさまざまなデータを生み出すことができます。
CHAT GPTで有名になった大規模言語モデル(LLM)は、質問応答、文章生成、翻訳などの幅広いことに対応しながら大量のデータを蓄積し、分析、生成することが得意なものです。
将来的にはわかりませんが、現時点ではデータにに基づいたことによることに対応しているため、苦手もしくはできない部分が有ります。
たとえば、戦略策定、業務改善、人事などはその業務にあたるためのデータ作りは可能ですが、感覚、感情、倫理観はロジックにできないため完全に実行することができません。
当社が重んじているところなのですが、事業主様、経営者様、企業様のビジョン、考え方、スタイルを取り入れ総合的な判断が必要なので、分析や資料作成は生成AIが行い、意思決定など、経営・運営をまとめるのはコンサルタントのお仕事だと思っています。
また、人間ならではの総合判断、柔軟性の高い思考、倫理的要素を取り入れた業務はロジックにすることは難しいのでは?と思っているため、完全に代替えするの難しいと思います。
その側面からコンサルタントについて考えると、机上の空論や型どおりに行うコンサルタントは存続が厳しくなってくると思います。
様々な経験・ノウハウを持ち、業界の垣根を超えた対応ができるような体制でないと業務ができなくなると考えています。
では、どのようになっていくかの予想ですが・・・
①データ収集・分析・調査、戦略の基本立案は生成AIが行う
②コンサルタントが選定、事業のボリュームを増やす(補足する)
③それらを生成AIが効率化を図る
④コンサルタントが必要な人材を集める(または育成する)
⑤実行
な感じの業務の流れになると予想しています。
どっちか要る要らないではなく、融合した業務展開を行い、事業のお手伝いをさせていただく形になると思います。
今後気を付けていかなくてはいけないと感じているのは、便利な物に頼ってしまうと自身の力が発揮できなくなり生産性が落ちてしまうことです。
データを収集している時に得られる知識や経験が少なくなることにより対応能力が衰え、臨機応変なご提案た突発的な事柄に対応することが鈍くなると思います。
そうならないためにも、生成AIは「ひとつのツール」として取扱いし業務を行い、様々なご要望にお応えできるように今後とも精進していきます。