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2025-06-12 09:45:00

税務署

少し体調を崩してしまい、更新の間が開いてしまいました。

本日は「税務署」のお話し。

 

先日「決算」についてアップしたさいにもお伝えいたしましたが、当社は自身で決算申告を行っています、

大変お恥ずかしいお話しですが

 

「入力ミスがだと思うのですが、数字的におかしいけどどうしましょうか?」

と国税局の分署様(eTaxを管轄されているところ)からご連絡いただきました。

「国税局」というワードの響きに意味無くドキドキしていたのですが、めちゃくちゃ丁寧にご対応くださりました。

ご指摘後、「所轄の税務署」で修正のお手続きを、ということになり、ご教授いただいた「無料相談」のご予約を取得。

更なるドキドキを持ちながら「所轄の税務署様」へ書類を持っておうかがいしたところ・・・

イメージと全然違い、めちゃくちゃ懇切丁寧なご対応とご説明をいただきました。

しかも来年に向けてのプチご指導もいただきとても助けていただきました。

昔の若干強めにお話しいただくようなイメージはどこへやら、めちゃくちゃ好感を持ってしまいました。

 

今回は出来上がった集計を基に修正を行ったのですが、集計前でもご相談は受けていただけるそうです。

節税の解釈は税理士次第のところもあるそうなので、たくさん利益が上がっている場合は税理士に相談し、心配なら税務署で確認が良いようです。

しかも、無料で受けていただけるところがとてもありがたいです。

 

申告前にご相談し、再度諸々確認するのも良いと思います。

※ 相談は予約が必要です。所轄の税務署でお取りください。

2025-06-03 12:36:00

決算

本日は「決算」(申告)について

以前の会計ソフトの続きのようになってしますので、経理、会計にご興味の無い方ははスルーでお願いします。

 

ほとんどの事業主様は、普段の経理はご自身または事務スタッフが行い、月次締め・決算は税理士、もしくは会計士にご依頼されていると思います。

当社は、決算、申請は自身で行っており、毎回苦労をしております。

まぁ~結論から申しますと決算は専門家に依頼するのが良いのですが、量的に自信で行えますし、経費などの詳細を再確認する機会なのでと思っております。

 

さて、何が苦労するかと申しますと、「仕分け」と「申請方法」です。

「仕分け」

勘定科目の選定、借方、貸方、と言葉にすれば簡単なのですが、実際に帳簿付けすると詳細に仕分けなくてはなりません。

また、税務上、会計上、決まりが無いものもあったりするので、勘定科目を減らしたい方、詳細に分けて管理したいという方によってさまざまに違っています。

(個人的には統一すればよいのにと思っています)

例えば、移動で使用する車の「燃料」ですが、実際には用途によって分けた方が良いと耳にします。

当社も個人事業の時はひとくくりに「旅費交通費」で計上しておりました。

法人化後、スタッフが増えたさい、交通費として支給することや油種が変わることを想定し、詳細に記載したほうが良いのでは?と思い、現在は行っております。

まず、営業などで使用した場合は「車両燃料費」、軽油の場合は「租税公課(軽油税)」、スタッフの通勤に使用した場合は「旅費交通費」として計上しています。

(支払い方法はクレジットカード(ガソリンスタンドのみ使用可能)で行い、各スタッフに1枚ずつ思ってもらい、集計を事務で管理しています)

日報と照らし合わせると、業務中に使用した実燃料費がわかるようになり、無駄の有無が分かるようになります。

オイル交換などは「修繕費」で計上し、維持管理の部分との区分けをしています。

どちらが正しいということではなく、どちらが分かりやすいか、というところなので、知りたい部分の区分けをされた方が良いと思います。

 

「申告方法」

当社は、e-Tax(オンラインで申告をするシステム)を活用しております。

使い始めるさい、「便利」「簡単」と聞いていたので使ってみたのですが・・・大変でした。

まず、電子証明書というものを取得しなくてはできないのですが、取得するための下準備が必要になります。

法務省のホームページにある取得専用ソフトをダウンロード(無料)し、インストール後、詳細を入力し、取得手続き用のデータ(ファイル)を作成。

そのデータをUSBまたはCD-R(そのデータ以外は入れてはいけません)に入れて、発行可能な法務局などへ出向き、発行に必要な事柄が記載されてものを入手(有料)。

入手した物を先にダウンロードした取得専用ソフトに入力し、ようやく発行されます(データでパソコンに保存)

 

使っている会計ソフトによっても違うのですが、当社使用の弥生会計ですと、ちょっと大変です。

e-Taxのホームぺージからログインすると、申告するところが現れるので、そこから入り会計ソフトで作ったデータをアップして終わり、かと思いきやここからが大変です。

結論から申しますと、弥生会計はここからでは申告ができません。

e-Tax APというものをダウンロードしなくてはいけません。

そのソフトをインストール後起動し、事業所の詳細を入力するのですが、e-Taxのホームページにログイン後にあるマイページにも入力します。

起動したソフトに弥生会計のデータを取り込むのですが、アップできるのは、財務帳票の「貸借対照表」「損益計算書」「販売費及び一般管理費「株主資本等変動計算書」だけです。

ここで、「ピンっ」ときた方も多いと思いますが、そう、抜けているものが多々あります。

例えば、法人概況説明書、別表一以降の書類、勘定科目内訳明細書などは入っていません。

特に法人概況説明書が無いと事業所の詳細を入力してあっても申告書に反映されません。(入力後データ送信をしようとするとエラーが出ます)

また、別表一以降の書類が無いと「決算書」はアップできても詳細が不明なため申請受付対象外になります。

ではどうするのか?

フォーマットは用意されているので、ソフト上で手入力するしかありません。

特にややこしいのが、欠損金で、慣れていないと違う数字を入れてしまう場合があります。

よく言う「決算」は決算書の事を示すことが多いのですが、それとは別に申告書が必要であり、それらは会計ソフトとは別に用意しなくてはなりません。

(決算時、税理士・会計士が行うのは仕分け、締め処理だけではなく、このような作業もあるため月額以外に別途費用が発生します)

申告用ソフトも多くありますが、できる事とできない事があります。(全部簡単にできるようになったら税理士さんのお仕事が半減すると思われます)

必要なことや物(書類に種類)を見極めてソフト選びをしていただけると、以前お話ししたことがここでも同じことをお話し。

また、会計ソフト+申告ソフトが合ってもできない事が合ったりする(弥生シリーズは法人概況報告書の自動アップデートは有りません)のでお気を付けてください。

※ 当社は毎回、弥生会計のデータを出力し、数字を拾いながら申告しております。

2025-05-29 07:18:00

会計ソフト

本日は「会計ソフト」のお話し。(宣伝・推奨することではありません)

お仕事で様々な法人様や事業者様の経理のお話しをさせていただいております。

そのさい、必ずご相談いただくのが、

 

「会計ソフトはどこがいいの?」

 

当社のクライアント様がお使いなのは「弥生会計」「会計王」「freee」のいずれかです。

それぞれ特性があり、どれが使いやすいかと言われると「慣れ」もあるので難しいところです。

決め手としては、「出力できる種類」「費用」「他のソフトとの整合性」だと思います。

 

 

「出力できる種類」

費用でも触れましたが、何を行いたいかによって価格が変わります。

そのため、安価な物は必要な物が出せなかったりします。

(弊社使用のソフトは安価なランクを選ぶと事業概要などが出せません)

※ 税理士または会計士に依頼する場合は安価な物でも大丈夫だと思います。(士業の先生に詳細をご相談ください)

 

「費用」

ソフトによって値段が違いますがどれも高価(無料もありますがオプションを付けると高くなります)。

物価高の景況からか年々高騰しているので一番の悩みどころだと思います。

できる事によって分類されているので、必要なことを考慮してお選びいただくのが良いです。

 

「他のソフトとの整合性」

私も経験があるのですが、事業を始めた時に「会計ソフト」で経理全てができると勘違いしてしまいます。

事業開始後にすぐ気が付くのですが、「経理と人件費の計算は別ソフトで行わなくてはなりません」

人件費は、労務(出勤日数・時間、保険、税金など)の詳細を処理をしなくてはならず、会計ソフトにはその機能は含まれていません。

そのため2種類のソフトを使用しなくてはならないので若干面倒くさいところがあります。

その面倒くさいところを解消(全部ではない気がしますが)しやすいのが同じ会社のソフトを使用することです。

同じ会社ですと連携させているため、人件費を入力すると会計に反映させるようにすることが可能(できないものあります)です。

 

これらのことから、「安価で整合性の取れる同じ会社のソフトを利用すればいいんじゃない?」となりますが・・・

クライアント様の多くは、バラバラだったりします。

たとえば、経理は会計王、人件費は弥生給与や、経理はfreee、人件費はExcelの方もいらっしゃいます。

いい加減な言い方に聞こえるかもしれませんが、使ってみないとわからないところはあるかと思います。

どのソフトでも無料版がありますので、一度お試しいただいてから購入すると良いと思います。

また、税理士、会計士にご依頼される場合、各士業によって使っているソフトが違いますのでご相談されてから購入するようにしてください。

 

ちなみに・・・当社は「弥生会計」「弥生給与」を利用しております。

2025-05-15 09:47:00

会社の見直し

当社の事務スタッフが退職することとなり、通常業務+事務仕事の引継ぎ作業でぐったりしております。

当社では、手書きの帳簿とPC(デジタル)の帳簿があります。

※ 悪いことするための二重帳簿じゃありませんよ~

  業者別のダブルチェック用です。

手書きの帳簿.jpg

この作業がなかなか大変なのですが、記載することで改めて詳細を確認することができ、数字の流れを再確認することができます。

スタッフから来る日報からも数字を広わなくてはならないため、集計データではなく、日々の詳細を「当日」見ることが出来ます。

そのため、見過ごしがちな部分の見直し、作業工程の修正、流動的な数字の抑制見直しもできるため、良い機会だったと思っています。

 

通常は、事務スタッフが作ってくれた集計を確認し気になったところを確認、作業も日報に上がってくる問題点を確認・修正することを行っていました。

正直、今思えば、大企業(多角経営されている方なども)では難しいかもしれませんが、中小企業においては小さなことから大きな利益につながる場合もあるため、把握するためにも役員の方々はたまに事務作業を行った方がよいと実感しております。

(行っている方、ご存じの方、改め言う事ではないことと思います、申し訳ございません)

 

入力、作成された物を見るより、実際に全ての事務仕事を行った方が見えてくる事柄が違う場合もあります。

ちなみに、当社で気になった点は、スタッフの実務に関すること、日報の処理、経理作業の流れ、などなど・・・。

お恥ずかしい話し、簡略化できる部分と抜けている部分も見えてくるため、必要経費の見直しにもつながりました。

 

PCメインで行っていたため、振替伝票はほぼ自動入力だったので手書きになると「あれ?」と思ったことも。

振替伝票.jpg

複式簿記の力を改めて実感しました。(商業科出なのは内緒の方向で(´;ω;`))

 

「何を今更言ってんだ!」

「そんなの当たり前」

「いつも自分でやっている!」

 

という方が多いと思いますが、個人事業でも最終的(決算など)には「税理士」又は「会計士」の先生にご依頼されている方が多いと思います。

日々の経理、事務、の作業、申告作業を行ってみると、できていなかった部分や士業の先生との「見解の相違」が見えてきます。

またスタッフの方々の労務部分や作業工程の見直しも出る場合もあります。

ぜひ一度、試しに行う(または事務スタッフの作業を見る)のはいかがでしょうか?

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