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2025-05-08 13:40:00

商工会の取り組み

またまた補助金のお話し。

数日前にも触れましたが、お問い合せを数回いただいたのでお話しします。

 

商工会が行っている補助金で「小規模事業者持続化補助金」というものがあります。

https://r6.jizokukahojokin.info/index.php

スクリーンショット 2025-05-08 134014.jpg

小規模事業者等が取り組む販路開拓の取組の経費の一部を補助することにより、地域の雇用や産業を支える小規模事業者等の生産性向上と持続的発展を図ることを目的としてます。

が目的です。

 

補助率 2/3(賃金引上げ特例のうち赤字事業者は3/4)

補助上限 50万円 インボイス特例 50万円上乗せ※ ※インボイス特例の要件を満たしている場合に限る

賃金引上げ特例 150万円上乗せ※ ※賃金引上げ特例の要件を満たしている場合に限る

上記特例の要件を ともに満たす事業者 200万円上乗せ

 

公募期間:公募要領公開:2025年3月4日(火)

申請受付開始:2025年5月1日(木)

申請受付締切:2025年6月13日(金)17:00 ※予定は変更する場合があります。

事業支援計画書(様式4)発行の受付締切:2025年6月3日(火) 

 

補助対象

①機械装置等費

②広報費

③ウェブサイト関連費

④展示会等出展費(オンラインによる展示会・商談会等を含む)

⑤旅費

⑥新商品開発費

⑦借料

⑧委託・外注費

 

当社がお手伝いさせていただいた補助金制度で一番多いものです。

簡単に要約すると、販路を拡大するために掛かる費用の費用を補助してくれる制度です。

インボイス制度を導入したり、賃金を上げたりすると補助額が増えます。

 

具体的に何が対象かと言いますと、看板などの宣伝広告に掛かる費用や、宣伝販売目的のイベント費用などです。

ホームページの制作やリニューアルも含まれますが、こちらは補助率が1/4(上限50万円)になります。

単純に200万円かけて制作すれば~とお考えの方もいらっしゃいますが、デメリットがあります。

 

「処分制限財産」に該当し、補助事業が終了し、補助金の支払を受けた後であっても、一定の期間(通常は取得日から5年間)において処分(補助事業目的外での使用、譲渡、担保提供、廃棄等)が制限されることがあります。

処分制限期間内に当該財産を処分する場合には、必ず補助金事務局へ承認を申請し、承認を受けた後でなければ処分できません。

補助金事務局は、財産処分を承認した補助事業者に対し、当該承認に際し、残存簿価等から算出される金額の返還のため、交付した補助金の全部または一部に相当する金額を納付させることがあります。承認を得ずに処分を行うと、交付規程違反により補助金交付取消・返還命令(加算金付き)の対象となります。 

 

とあり、5年間は処分できない場合があります。

当社の経験では「リニューアル」はOKでした(事前の許可が必要です)が、内容の変更(特に販売品の変更)は厳しく判断されました。

特に閉鎖する場合は、残りの年数から算出された金額の返金依頼を受けたこともあります。

かなりのスピードで動いているネット世界において「5年間」というのはかなりの期間となり、それで利益の増強にはつながらないのでは?と思ったりします。

おススメは、50万円以下で制作していただき、12.5万円補助していただくことです。

その他にもいろいろ制限がありますので、公募要領を熟読いただくか、当社または補助金制度に詳しい方にご相談ください。